2012年4月12日木曜日

雪上で見る多様なアーチ形状

こんにちは【KATSU】です。


今日はアーチ形状について少し話してみたいと思います。

昨今、各メーカーから色々なアーチ形状のボードがリリースされていますが、READYMADEでも当然、各モデルのコンセプトに合わせてアーチ形状も違います。
その違いは、カタログ等でイラストで表していますが、実際に雪上にボードを置いた状態で写真を撮りましたのでご覧下さい。


「LOLIFE/BDC」
トラディショナルなスタンダードキャンバー


一番トラディショナルなスタンダードキャンバー!
キャンバー形状の特徴は、ノーズからテールまであるアーチに加重をかける事によりボード全体に面圧がかかり直進安定性が高まり、高速でクルージングしてもしっかりエッジ(ボード)がグリップしてくれる。
ただそれもキャンバーの量によって大きく変わり、「LOLIFE」では写真でご覧の通りキャンバーを高くしていません。(一般的に高くなるほど直進性、カーヴィング時の切れが強くなる)よってボードを立てた時エッジが雪面に噛んだら噛みっぱなしってな事はなく、自分でエッジをズラしたり、噛ましたりとボード任せにならない程よいキャンバーの量に設定しています。実際クルーの「高田MAD BUNNY昭義」はこのボードでイランの超〜パウダーを滑って来ました。


「DAMN」
今期から「Mパークキャンバー」
昨年モデルまでは、「Mロッカー」
昨年多くのボーダーに支持して頂いたDAMNがフルモデルチェンジ!
その大きな変更点は、アウトラインしかりその独特なアーチ形状にあります。
昨年モデルまでは、「Mロッカー」(フリースタイルロッカー+ダブルキャンバー)だったのを今期から「Mパークキャンバー」!ロッカー+ダブルキャンバーの組み合わせには違いないが、写真でも分かる様にノーズ、センター、テール部分のロッカーの量を弱めボードに加重しないと、センターのロッカー部分が雪面にコンタクトしない様になっているのが特徴。
この形状によりキャンバー的要素が強まり、テールエンド近くまでのエッジングが今まで以上に使う事ができ、高速でのフリーランでの安定感や、硬いキッカーでリップを抜ける時に微妙なエッジングが可能になりよりパワーアップしました。
またアイスバーンを滑った時の、嫌なカタカタ感も解消しました!


「MOB」
「ミニキャンバー」


昨シーズンにフルロッカー形状から「ミニキャンバー」にアーチ形状を変更した新生「MOB」!「ミニキャンバー」とは、写真の通りスタンス間のみにシングルキャンバーを配置し、ノーズとテールは緩いロッカー形状をしているアーチ形状の事。(HJPW,HYDRO,CREAMにも採用されています)
足下にキャンバーがある為、ロッカー形状に比べてライディング時の安定感が格段にアップ!それでいてノーズとテールの適度なロッカー形状により、直進時は接雪長が短くボードを振りやすい。ターン時にはエッジコンタクトが長くなり安定したターンが可能!また、フレックスをソフトにしてますのでボードの操作がしやすくグラトリやゆる〜くパークを流すのに向いているモデルです。
実際、試乗会でのお客さんの反応が予想以上に良かったです。
癖の無い適度なレスポンスでストライクゾーンの広いボードだからでしょうね。


「DISH」
極めて低いローキャンバー
今期新しく追加された極めて低いローキャンバーを持つモデル!
写真の通りキャンバーの量を極端に低くすることによってボードの操作性をアップ!
グラトリやレール&ボックスでのボードさばきの良さは最高!
また両足のインサート付近のエッジが少し外に膨らんだ「ラクダエッジ」を採用しているので以外とフリーラン時もエッジグリップしてくれます。


スノーボードは、基本山を滑って楽しむ遊び!
少なくとも基本のフリーランが出来てそれぞれのモデルで、パイプ、パークが得意だったり、高速でのクルージングでスピードに負けない安定した滑りが出来たり、沢山新雪が積もった時にパウダーランが楽に出来たりする様に色んな「アウトライン」+「フレックス(コアやグラスの組み合わせ)」+「アーチ形状」が生まれてくるのです。
是非、自分のライディングスタイルに合ったボードをREADYMADE SNOWBOARDSの中から見つけて下さい。必ずあるはずです。
そしてその先にはスノーボードが楽しくなる事を保証します
だってスタッフ&ライダーが皆そうなのですから!(笑)


ではでは。


ボーナス画像「撮影する2012-13型KATSUさん」

太めシェイプになってきましたね(笑)【N】

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